「ミシャの練習からそう」 原口元気が語る“日本代表進化論”、浦和時代の恩師流が鍵

原口元気が語る“日本代表進化論”とは?【写真:田口有史】
原口元気が語る“日本代表進化論”とは?【写真:田口有史】

パナマ戦で現体制初出場の原口、2点目を振り返りながらペトロヴィッチ流に言及

 日本代表は16日にFIFAランキング5位のウルグアイと対戦する。12日のパナマ戦で森保一体制初出場を果たしたMF原口元気(ハノーファー)は確かな手応えを得た一方、連係で崩したゴールの場面について「これからも数多くそういうシーンは出てくる」と言及。日本代表の進化において、かつて浦和レッズ時代に薫陶を受けたミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現・北海道コンサドーレ札幌)のスタイルが鍵になると語った。

 9月の初陣コスタリカ戦で3-0と白星発進の森保ジャパンは、10月シリーズで今夏のロシア・ワールドカップに出場した海外主力組6人を初招集。原口をはじめ、DF長友佑都(ガラタサライ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF柴崎岳(ヘタフェ)、FW大迫勇也(ブレーメン)がリストに名を連ねた。

 パナマ戦では原口と大迫が揃って先発し、1-0と日本リードで迎えた後半20分には原口を起点にゴールが生まれている。

 相手ペナルティーエリア手前に入り込んだ原口がMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)から縦パスを受けると、切れ味鋭いターンで前方へ一気に加速。守備ブロックを突破した直後に足をすべらすも、中央のMF伊東純也(柏レイソル)にパスを通す。それと同時にMF南野拓実(ザルツブルク)が動き出し、伊東からのダイレクトパスを相手最終ライン裏で受けた南野がシュート。これは相手GKに防がれるも、こぼれ球を伊東が押し込んで追加点を奪った。

 この場面では、ゴールに絡んだ選手たちが“同じ絵”を描いていたのが分かる。流れるように各プレーヤーが動き出し、ダイレクトパスで守備陣を無力化した。原口もゴールを振り返り、「そういう崩し方は練習している」と語り、次のように続けている。

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