PSGで内紛勃発 トゥヘル監督とSDの関係悪化が表面化「暴風雨が吹き荒れている」

PSGを率いるトゥヘル監督【写真:AP】
PSGを率いるトゥヘル監督【写真:AP】

監督が獲得を熱望したボアテングに低オファーを提示した強化責任者のエンリケ氏に激怒

 フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)が内紛を抱えているという。フランスメディア「Le10Sport」は、トーマス・トゥヘル監督とスポーツディレクターを務める強化責任者のアンテロ・エンリケ氏の関係を「暴風雨が吹き荒れている」と報じた。

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 PSGは昨季まで指揮を執ったウナイ・エメリ監督(現アーセナル監督)が退団し、今季からトゥヘル監督がチームを率いる。ブンデスリーガのドルトムントでは日本代表MF香川真司も指導した指揮官だが、すでにクラブとの関係が危機に陥ってしまったという。

 その理由が、今夏の移籍市場での動きにあったとしている。トゥヘル監督はバイエルンのドイツ代表DFジェローム・ボアテングの獲得を熱望していた。しかし、先日にバイエルンのウリ・ヘーネス会長が要求額よりも1000万ユーロ(約13億円)ほど低いオファーをPSGから再三に渡って送りつけられたことを暴露し、「PSGは強化責任者を探したほうがいい」と言い放っていた。

 エンリケSDはボアテングではなく、同じドイツ代表DFティロ・ケーラーをシャルケから5年契約で獲得し、トゥヘル監督もここまで起用している。しかし、ボアテングの獲得交渉の内幕が明るみに出たことで、指揮官は激怒したという。

 二人は極限の緊張関係にあり、どちらかがチームを去る可能性も指摘されている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇の野望に燃えるPSGだが、内紛を鎮火することはできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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