浦和DF槙野、今季初“5万人超え”で使命感 “イニエスタ効果”に「学ぶべきことは多い」

浦和DF槙野智章【写真:Getty Images】
浦和DF槙野智章【写真:Getty Images】

イニエスタ効果でチケット完売、浦和が大観衆の前で4-0快勝

 浦和レッズは23日のJ1第27節でヴィッセル神戸をホームの埼玉スタジアムに迎え撃ち、4-0で大勝した。5万5689人の大観衆の前での勝利となったが、浦和の日本代表DF槙野智章は喜びだけではない心情を吐露した。そこには、この大観衆が何によって生まれたのかというテーマから避けられない思いがあった。

「浦和=熱狂的な大サポーター」という図式は、それこそJリーグが始まった当初から定着している伝統だ。しかし、近年は観客動員数が低迷傾向にある。多くのタイトルを獲得した2006年から09年は、リーグ戦の観客数が平均4万5000人を前後するほどだった。それが10年以降は3万人台に落ち、今季は神戸戦の前まででホーム開幕戦となった3月のサンフレッチェ広島戦と、5月のサガン鳥栖戦の2試合しか4万人を超えなかった。

 それでも、浦和が大きなポテンシャルを持っていることに疑いはない。昨季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝、アル・ヒラル(サウジアラビア)との第2戦では、満員となったスタンド全体をコレオグラフィーで覆った。海外メディアでも取り上げられるほどの光景は、タイトルの重みと同時に浦和ならではのものだったと言えるだろう。槙野もまた「世界に向けて浦和サポーターの凄さは発信していると思っています」と、実感を込めた。

 ただし、この神戸戦がチケット完売になったのは、7月に神戸へ加入した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタや元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキといった、相手チームの外国籍選手たちが与えた影響が主因だったことは明白だった。

 実際にイニエスタが欠場したことは別にして、試合を終えた槙野は「正直、昨年のアル・ヒラル戦以来のチケット完売でしたから、僕らも自然と『去年の今頃はACLを戦っていたね』という話もしたんです」と話した。今季アジア王者を防衛するための舞台に立てなかったことは、何よりも継続性が大事な観客動員に対して打撃だったのは間違いない。それだけに、槙野は改めてサポーターで埋まるスタジアムについての思いを口にした。

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