元川崎FWレナト、中国1部で決めた芸術弾を海外紙が称賛 「じつに完璧なFK」
ストイコビッチ監督率いる広州富力で奮闘 山東魯能戦で決めたFK弾に伊紙が脚光
中国1部リーグの広州富力は16日、敵地で第22節の山東魯能戦に臨み1-2で敗れた。元名古屋グランパスの英雄ドラガン・ストイコビッチ監督が率いるチームは2連勝を逃し、16チーム中8位と中位をさまようが、この試合で元川崎フロンターレのブラジル人FWレナトが決めたFK弾が脚光を浴びている。
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試合は前半10分に、山東魯能の元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレに先制点を許し、後半8分にも中国人MFジン・ジンダオに2点目を許す苦しい展開となった。
広州富力の10番を背負うレナトに見せ場が訪れたのは、後半15分だった。ペナルティーエリア手前のゴール正面やや右の位置で直接FKを獲得すると、キッカーはレナト。短い助走から左足を振り抜くと、カーブがかかったボールはジャンプした相手の壁の上を越え、美しい放物線を描いてゴール右隅に吸い込まれた。
この一撃をイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」も動画付きで紹介し、「じつに完璧なフリーキック」と称えている。
レナトは2012年から3年半にわたって川崎で活躍。左利きのドリブラーとして猛威を振るい、J1通算104試合37得点をマークした。中国1部リーグでのプレーも4年目に突入しているが、川崎でも披露し続けた高い技術と攻撃センスで、“ピクシー”率いる広州富力を力強く牽引しているようだ。
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