好守連発のバルサGK「若林モード」突入 スペイン紙が“キャプ翼”守護神にたとえ絶賛
“鬼門”の敵地アノエタでチームを救った二度のビッグセーブに注目
バルセロナは現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第4節レアル・ソシエダ戦で2-1の逆転勝利を飾り、開幕4連勝を飾った。クラブにとって“鬼門”とされてきた敵地アノエタでの勝利の立役者となったのは、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンだ。チームのピンチを救うビッグセーブ連発に、スペイン紙「マルカ」は人気サッカー漫画「キャプテン翼」の“あの守護神”にたとえて絶賛している。
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この日のバルサは前半開始早々にセットプレーから先制点を許すと、ソシエダの鋭いカウンターに苦しめられる展開に。FWリオネル・メッシら豪華攻撃陣も噛み合わず、0-1のまま後半を迎えた。そんな試合のターニングポイントとなったのは後半15分、17分のことだ。
まず15分、ソシエダが仕掛けた自陣からのカウンターを、バルサのハイライン守備が対応しきれず、左サイドバックのDFテオ・エルナンデスに抜け出される。ペナルティーエリア左へと切れ込んだテオは強烈なシュートを放ったものの、テア・シュテーゲンは胸でセーブした。
その2分後にはソシエダの高速ロングカウンターが再び発動し、今度はFWフアンミがゴール正面で1対1の場面を迎えたが、またもテア・シュテーゲンが立ちはだかる。今度は左足を器用に折りたたみ、股下シュートを許さないようにしつつ左手でブロックする高等技術で決定機を阻止したのだ。
バルサはその後、セットプレーからFWルイス・スアレスとFWウスマン・デンベレのゴールで勝ち点3をものにしたが、悪い流れを断ち切ったのは明らかにテア・シュテーゲンだった。同紙もその活躍ぶりを、こんなタイトルで紹介している。
「テア・シュテーゲンが『ベンジー・プライス』モードに突入。バルサを救う偉大な二つのセーブ」