岩渕真奈、3度目のW杯出場に向かうなでしこエースがFIFA直撃に答えた“成功の鍵”は?

なでしこのエースとして期待されるFW岩渕真奈【写真:Getty Images】
なでしこのエースとして期待されるFW岩渕真奈【写真:Getty Images】

過去2大会の影響を途中出場の切り札として経験「幸運だった」

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、来年にフランスで開催される女子ワールドカップ(W杯)への出場権をすでに獲得している。失意のリオデジャネイロ五輪アジア予選敗退を経て、今年8月のアジア大会では優勝を果たしたが、FIFA(国際サッカー連盟)公式サイトがなでしこのエースとして期待されるFW岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)を特集している。

 岩渕は現在25歳だが、フランス女子W杯へ順当にメンバー入りすれば3回目の出場となる。記事では、その若さでの快挙を「信じられるかどうか分からないが」と表現して称えた。2011年に日本が初優勝を飾った際には、初戦のニュージーランド戦で決勝ゴールになるフリーキックを切れ味鋭いドリブルで獲得。15年に準優勝を果たしたカナダ大会では、スーパーサブとして準々決勝オーストラリア戦で決勝ゴールを決めた。

 輝かしい実績を「過去の2回のチームに参加できたのは幸運だった」と振り返った岩渕は、当時の立場をこう振り返った。

「私はスタメンではなかったし、全ての試合でプレーしたわけでもなかった。ある意味では、先輩たちの見習いのような立場だったので、19年の女子W杯でメンバーに入ってチームを引っ張る立場になったなら、私にとって違う成功につながると思う」

 2008年U-17女子W杯でベスト8敗退にもかかわらず大会MVPを獲得した岩渕は、10年に16歳で代表デビューを果たした。当時のことを「まだ10代だったし、そこにいられることに興奮した」と回顧。「ベンチにいる時間が長かったのでチームメイトのプレーをよく見ていたけど、雰囲気が感じられて緊張した」と語った。

 その後、前述の女子W杯への選出を経て、2012年からドイツに活躍の場を移して5年間プレー。負傷もあったが、貴重な経験を積んだ。

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