岩渕真奈、3度目のW杯出場に向かうなでしこエースがFIFA直撃に答えた“成功の鍵”は?

挑戦者とファイナリストとしてのバランスを取ることが重要

 ロンドン五輪での銀メダルとリオ五輪アジア予選敗退を喫したチームにも選出されていた岩渕は、今年の女子アジアカップで優勝して来年の女子W杯出場権を手にした。「アジアのタイトルを守ったことは本当に大きな喜びだった」。大会MVPにも輝いたが「個人的には栄誉なことだけど、チームの努力の結果であって、賞はチームのもの」と強調した。

 来年の女子W杯は、なでしこジャパンにとって3大会連続の決勝進出を懸けた戦いになる。一方で、中心メンバーが変わらなかった2011年と15年の両大会を経験しているだけに、岩渕はその違いをこう表現した。

「今のチームは過去2回のチームとは違うし、比べることはできない。私を含め、経験の少ない選手が集まる新しいチーム。なので、来年のフランスには挑戦者として臨みたい。ただ、なでしこが過去2回の女子W杯では決勝まで進んでいるのも事実。挑戦者でありながらも、トーナメントで2回ファイナリストになっていることのバランスを取ることが成功の鍵になる」

 海外でのプレー経験も得て、来年のW杯は選手として最盛期にあたる時期に迎える。過去2大会で途中出場の切り札だった立場から一転、エースとしてなでしこを引っ張る岩渕。その経験と躍動感あるプレーが噛み合った時、過去2回とは違うなでしこの女子W杯での躍進につなげられるはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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