ポルトガルの天才MF、“超絶ラボーナ弾”でGKカリウスを粉砕 「犠牲者が出た」

トルコ1部のベジクタシュMFリカルド・クアレスマ【写真:Getty Images】
トルコ1部のベジクタシュMFリカルド・クアレスマ【写真:Getty Images】

“アウトサイドの魔術師”クアレスマが意表を突くラボーナで鮮やかなゴール

 トルコ1部ベジクタシュのポルトガル代表MFリカルド・クアレスマと言えば、同胞のFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)も認める天才で、“アウトサイドの魔術師”の異名を取る。しかし、今回はラボーナでネット上を賑わせ、「最も見事」「犠牲者が出た」と話題を呼んでいる。

 26日に35歳となるクアレスマは、プロ17年目の今季もここまでリーグ戦3試合に出場して1得点を挙げている。

 そんな衰えを知らない男は、国際Aマッチウィークの最中にチームメイトと自主練習を実施。圧巻のテクニックで同僚GKを粉砕した。

 左サイドからのクロスを右足でトラップすると、足をクロスさせて、右足を軸足の後ろに通してミートする“ラボーナ”でシュート。ボールは綺麗な放物線を描いて新加入のドイツ人GKロリス・カリウスの頭上を越え、左ポストをかすめてゴールネットを揺らした。

 英スポーツメディア「スポーツ・バイブル」は、「リカルド・クアレスマは最も見事なラボーナでロリス・カリウスに恥をかかせる」と特集。「スキルを語るうえでは、クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、ネイマールと常に同じ名前が並ぶ。しかし、時に見落とされている男の一人が、ロナウドの同胞であるリカルド・クアレスマだ。彼は予期しないことをする」と綴り、ロナウドやメッシ、ネイマールに引けを取らない技術レベルだと称えた。

 また、フランスメディア「RMCスポーツ」も「アウトサイドの魔術師がラボーナ! カリウスという犠牲者が出た」と伝え、ポルトガル紙「レコルド」は「ポルトガル代表は『俺はまだ生きている!』というメッセージを発信するチャンスを得た」と大きな反響を呼んでいることを伝えている。カリウスと言えば、リバプールに所属していた昨季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリード戦(1-3)で、立て続けにミスを犯して失点した苦い過去がある。それだけに、海外メディアもスポットライトを当てていた。

 アウトサイドの魔術師が手にした“新たな十八番”は、試合でも火を噴くだろうか。

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