試練のミラン本田 バイエルンとの親善試合でワースト3選手に

「スピードが必要」

 ミランの日本代表FW本田圭佑は、4日のアウディカップのバイエルン・ミュンヘン戦で後半30分までトップ下でプレーした。だが、0-3で敗れたチームと同様に個人としての評価も厳しいものとなった。ミラン専門のニュースサイトである「milannews.it」は、この試合におけるワースト選手3人のうち1人に、本田の名前を記した。
「先発の選手としてピッチに送り出された。しかし、機能は十分ではなかった。ミハイロビッチ監督の戦術下では、もっとスピードが必要だ。バイエルンの中盤は、いつも彼からボールを奪い取った」
 本田は、酷評ともいえる内容で批判を受けている。前半7分、ファウルで相手にFKのチャンスを与えると、32分には本田のボールロストからシュートに持ち込まれた。先日のインターナショナル・チャンピオンズカップのレアル・マドリード戦では献身的な守備を評価されたが、この日は攻守ともにブレーキとなった。
 同じくワースト3の1人には、新加入のブラジル代表FWルイス・アドリアーノも名を連ねた。「チームに勢いを与えなかった。本来は、そうすべきだった」と、手厳しい評価を下されている。また、ワースト3最後の1人には本田とトップ下のポジションを争うことが予想される、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラの名前が記された。この日は3ボランチの右として本田と同じく後半30分までプレーしたが「メッザーラ(中盤のサイド)のプレーを学ぶ必要がある。トップ下でプレーさせた方が間違いなく良い」と評価され、あくまでもトップ下でプレーさせるべきだと論じている。

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