“動ける”イグアイン、2年前の汚名返上!? ミラン攻撃陣で最長の走行距離を記録

FWゴンサロ・イグアイン【写真:Getty Images】
FWゴンサロ・イグアイン【写真:Getty Images】

名門復活の鍵を握る新ストライカー、コンディションの良さを証明

 復活を期すイタリアの名門ACミランは、ここまでリーグ開幕からの2戦をナポリ、ローマという強豪を相手に1勝1敗のスタートを切っているが、その前線の選手たちには意外なデータが残っているという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

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 ミランは第1節でジェノアと開幕戦を迎える予定だったが、ジェノアの本拠地ジェノバで起こった高速道路の高架橋崩落事故を受けて試合が延期。第2節でナポリとのアウェーゲームに2-3で敗れ、第3節はローマを相手に試合終了間際の決勝ゴールで2-1と競り勝った。

 そのなかで、今季ユベントスから加入のアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが、今までにない姿を見せているという。それは、前線の4人のなかで90分平均で算出した走行距離が最も長かったこと。イグアインは10.7kmの距離を記録し、これはFWスソの10.4kmやMFハカン・チャルハノールの9.7km、FWファビオ・ボリーニの9.1kmを大幅に上回っている。

 イグアインは今夏の移籍市場で、ユベントスがレアル・マドリードからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したことで、その高額年俸とポジションの重なりにより“玉突き”でミランに移籍する結果となった。2年前にユベントスに加入した際は、シーズンのスタートを完全なオーバーウェイトで臨み、当時解説者を務めていた元イタリア代表MFマッシモ・アンブロジーニ氏から「ユベントスの悲劇は9000万ユーロ(約117億円)を使ったのに豚がやってきたこと」とまで酷評されていた。

 しかしミランに加入した今季は、シーズンのスタートに合わせて完全に“動ける体”でやってきたことを証明している。ナポリ時代にはセリエAのシーズン最多得点記録を樹立しただけに、その得点力は折り紙付き。名門復活を期すミランにとって、チームの浮沈を託す新ストライカーが見せている動きは、今後の戦いに向けて心強いデータになっているはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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