森保ジャパン最年長MF青山、W杯の悔恨と覚悟吐露 「先輩方は引退してますけど…」

青山はロシアW杯直前に負傷し、2大会連続のW杯出場を逃した【写真:Getty Images】
青山はロシアW杯直前に負傷し、2大会連続のW杯出場を逃した【写真:Getty Images】

ロシアW杯直前に右膝痛で離脱 「やっぱりW杯に出たかった」という男が闘志

 森保一監督率いる新生・日本代表が3日から札幌市内に集合し、7日のキリンチャレンジカップ・チリ戦(札幌ドーム/19時)、11日の同コスタリカ戦(パナソニックスタジアム吹田/19時20分)に向けて新体制で初の合宿を開始した。チーム最年長32歳での招集となったMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)は、「やっぱりワールドカップ(W杯)に出たかった」と振り返りつつ、現在の心境を吐露している。

 青山にとってロシアW杯は苦い思い出の一つだ。当初、日本代表候補メンバーに選出されていたが、大会直前の5月24日に右膝痛により“代表チーム同行困難”と判断されて離脱。西野朗前監督の下、約3年ぶりの代表復帰で注目が集まっていたが、2014年ブラジルW杯に続く2大会連続出場のチャンスは水泡に帰した。

「やっぱりW杯に出たかった」と静かに語る青山。その言葉の裏側には、悲哀とも後悔とも名状しがたい感情が渦巻いている。「その思いがモチベーションとして続いてるから、ここに来ている」と言い切る男は、広島時代に指導を受けた森保監督の下で「必要だから自分が呼ばれていると思う」と闘志を燃やす。

 ロシアW杯後にはMF長谷部誠、DF酒井高徳が相次いで代表引退を正式発表。MF本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)も代表引退を示唆したなか、青山は「先輩方は引退していってますけど、自分はできる限りのことをやって、今ここにいると思うので、それを続けて日本の勝利に貢献できると思う」と覚悟を明かしてる。

 GK東口順昭(ガンバ大阪)と同じ1986年生まれで、今合宿最年長メンバーの一人である青山。現在32歳、2022年カタールW杯の時には36歳になっているが、まずは目の前の2試合で「最大限チームに貢献したい」と全力を尽くす構えだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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