“フランスの将軍”がC・ロナウドのユーベ移籍に疑問符 「“彼の”レアルを出ていくなんて奇妙」
32歳で現役を引退したプラティニ氏がC・ロナウドの移籍に否定的見解を示す
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは今夏、レアル・マドリードからイタリア王者ユベントスへと新天地を求めた。本人は「簡単な決断だった」と言い、33歳という年齢でのビッグクラブへの移籍を「大きなチャレンジ」と語ったが、元欧州サッカー連盟(UEFA)会長のミシェル・プラティニ氏にはそれが理解できないようだ。フランス紙「レキップ」が報じている。
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移籍会見に臨んだ際、ロナウドはユベントスのことを「世界最高のクラブの一つ」と言い、こう語った。
「移籍については長い間考えたが、イタリア最高のクラブに加わるのは簡単な決断であり、キャリアの中で重要なステップ。この年齢では欧州以外でのプレーを選択する選手も多い。大きなチャレンジであり、ビッグクラブでプレーすることは嬉しく、クラブに感謝している」
しかし、プラティニ氏は、ロナウドとは異なる考えのようだ。
「33歳という年齢で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を果たした”彼の”レアル・マドリードを出て行き、新たなチャレンジを始めるなんて奇妙だと思う」
かつてフランス代表で10番をつけ、同国史上最高の選手の一人として”将軍”の愛称で知られたプラティニ氏だが、ロナウドの年齢を超えてプレーすることはなかった。自らは「32歳の時、多くのクラブが私を欲しがったが、疲れたと感じたので引退を決めた」と、ポルトガル代表FWとは違う道を選んだという。そんなキャリアを選んだプラティニ氏にとっては、前人未到のCL3連覇を達成したクラブを自ら離れ、33歳という年齢でロナウドが新たな冒険に旅立ったことが理解できなかった。
移籍の方法も疑問のようだ。同氏は「ユベントス側がロナウドに接触したのか、代理人のジョルジュ・メンデス氏がロナウドにオファーを出したのか分からない」とし、「この移籍は理解できない」と首を横に振った。
(FOOTBALL ZONE編集部)