モウリーニョ解任は近い? 不遇のマルシアルが退団報道から一転、5年契約にサインか

マンチェスター・ユナイテッドのFWアンソニー・マルシアル【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのFWアンソニー・マルシアル【写真:Getty Images】

バーンリー戦次第で更迭も? 英紙はマルシアルの契約延長の可能性を指摘

 退団濃厚と言われてきたマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表FWアンソニー・マルシアルが一転、クラブと新たに5年契約を結ぶ可能性が浮上している。ただし、ジョゼ・モウリーニョ監督が退任することを見据えてのことのようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。

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 ユナイテッドは今季開幕戦こそレスターに2-1と勝利したものの、第2節でブライトンに2-3と敗れると、第3節トットナム戦では0-3と完敗。モウリーニョ監督は批判の矢面に立たされており、9月2日に予定されている次節の敵地バーンリー戦に敗れれば更迭される可能性もあるという。

 記事によれば、ユナイテッドでは多くの選手とスタッフがモウリーニョ監督の退任が近いと考えており、マルシアルもその一人だという。22歳の同選手は、ユナイテッドから提示された長期契約を検討している最中だが、遅かれ早かれ新監督がやって来ることを頭に入れているようだ。

 2015年に10代の選手としては史上最高の3600万ポンド(約52億円)でモナコからユナイテッドに加入したマルシアルは、ルイス・ファン・ハール前監督の下では定位置をつかんだものの、モウリーニョ政権下ではレギュラーポジションをつかめず。今季もブライトン戦では途中出場、トットナム戦ではメンバーからも外れていた。

 フランスメディアによれば、マルシアルは今週、自分はメンバーから外された理由を聞いていないとし、モウリーニョ監督とエド・ウッドワードCEOのパワーゲームに利用されていると感じていると語ったという。

 モウリーニョ監督とウッドワードCEOは、今夏の移籍市場の戦略で意見が合わず、モウリーニョ監督は不満を隠していなかった。マルシアルを巡っても同様で、同選手をキープしたいウッドワードCEOと、放出したいモウリーニョ監督とで意見が分かれていた。マルシアルが契約延長にサインした時、それは指揮官の立場がますます危うくなったことを意味するのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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