ベイルこそレアルの新エース!? 公式戦9戦連発、“C・ロナウド級”の得点ペースで猛アピール
開幕2連勝に貢献 昨季CL決勝からはシュート2.5本につき1ゴールを挙げる効率の良さ
レアル・マドリードはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに去ったものの、リーガ・エスパニョーラ開幕2試合で連勝を飾った。2試合で6得点を奪い、フレン・ロペテギ新監督の下でも攻撃力は健在を示したが、そのなかで新エースとして本領を発揮しているのがウェールズ代表FWギャレス・ベイルだ。スペイン紙「AS」によると、ロナウドに負けず劣らずのスピードとゴールペースを記録しているのだという。
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ベイルは開幕戦となったヘタフェ戦(2-0)の後半6分に試合を決定づける追加点を奪い、2-0の勝利に貢献。翌節ジローナ戦(4-1)でも後半14分に試合を決定づけるチーム3点目を決め、元フランス代表FWカリム・ベンゼマへのアシストをマークするなど、フィニッシュの局面で仕事をしている。
実は昨シーズン終盤戦から、ベイルは着実に結果を残している。昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝ではアトレチコ・マドリード相手に驚愕のオーバーヘッドを含む2得点。レアルの公式戦直近9試合で連続ゴールを上げており、その内訳はシュート2.5本につき1ゴールを挙げる効率の良さを見せている。これはロナウドが残した1.02試合で1ゴールを決める割合に近づきつつあるとしている。
また、ジローナ戦では最高速度も時速33.9kmをマーク。これまでのレアルはカウンターからロナウドら前線の圧倒的な個人能力で仕留めるパターンが十八番だったが、ベイルもそのパワーを持っていることを証明している。
そのベイルに付きまとう懸念点と言えば、キャリア通じての度重なる負傷だ。ただし、昨年9月のCLグループステージ・ドルトムント戦で重傷を負い、12月のクラブW杯で戦線復帰して以降は怪我をしていない。この調子を保ったまま、シーズンをフル稼働できれば――。レアルが埋めるべきロナウドの穴は、すでに在籍しているベイルで埋まるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)