ローマ加入の技巧派MF、華麗なバックヒール弾を海外メディア称賛 「偉大なアート」

移籍後初ゴールを挙げたパストーレ【写真:Getty Images】
移籍後初ゴールを挙げたパストーレ【写真:Getty Images】

活躍の場を求めてPSGから移籍したパストーレが絶妙な足技で新天地初得点

 今夏にパリ・サンジェルマン(PSG)からASローマへ移籍したアルゼンチン代表MFハビエル・パストーレは、現地時間27日のセリエA第2節アタランタ戦(3-3)で移籍後初ゴールを挙げた。華麗なテクニックを見せつけての一撃に、「偉大なアート」「なんてこった!」と驚きと称賛に溢れかえっている。

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 現在29歳のパストーレは、2008年に母国アルゼンチンのウラカンでプロデビュー。09年に19歳でセリエAデビューし、翌年にはセリエA最優秀若手選手賞を獲得した。11年からPSGでチームの主力としてプレーしてきたが、ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・ムバッペが加入した昨季はリーグ戦で25試合の出場にとどまり、今夏に4年契約プラス延長オプション付きでローマへの移籍を決断した。

 アタランタ戦で2試合連続のスタメンを飾ると、開始直後の前半2分に魅せた。ローマはトルコ代表MFジェンギズ・ウンデルが右サイドを抜け出してドリブル突破し、切り返しから中央へクロスを供給する。パストーレのやや後方へ飛んだボールに対し、正対して右足を上げ、かかとでボールをミート。ゴールを見ずに放ったグラウンダーの一撃は、左ポストをかすめてネットに吸い込まれた。

 鮮やかなバックヒール弾は嬉しい移籍後初得点。フランステレビ局「Europe1」が、「パストーレは才能を失っていない。彼は華麗なヒールでローマでの最初のゴールを決めた」と報じれば、フランステレビ局「BFM TV」は「偉大なアート」と称賛。ポルトガル紙「レコルド」も「マンマミーア!(なんてこった!)」と動画付きで美技弾を紹介した。

 かつてPSGで10番を背負った万能MFは、8年ぶりに戻ったセリエAで輝きを取り戻しつつある。

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