チェルシーFWアザールがバロンドールに輝けない理由 元プレミア監督が指摘「性格が…」

チェルシーのMFアザール【写真:Getty Images】
チェルシーのMFアザール【写真:Getty Images】

かつてリバプールなどで指揮のスーネス氏 アザールに不足しているものを分析

 チェルシーのベルギー代表FWエデン・アザールは今夏、レアル・マドリードに移籍すれば、ユベントスへ去ったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの穴を埋められると目されたが、最終的にチェルシー残留で落ち着いた。これまでバロンドール候補に名前が挙がりながら、一度もトップ8以内にランクインしたことはないことについて、アザール本人は“無欲”が理由と語っている。英紙「サンデー・エクスプレス」が伝えた。

 アザールは昨季、プレミアリーグで12得点4アシストを記録。ここ4年で3度バロンドール候補に選ばれている。かつてプレミアリーグでプレーし、リバプールやサウサンプトンなどで指揮した経験もあるグレアム・スーネス氏は英紙「タイムズ」で、アザールにはバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやロナウドと競えるような実力があると述べている。

「アザールは、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドと同じタイプの選手だ。彼らに近い能力がある。素晴らしいドリブラーであり、笑顔でプレーする。驚くほど素早く方向を変えることができて、彼を止めるのは非常に難しい」

 その一方で、同氏は2大スターとの違いも指摘。「実力はあるが、品格は異なる。彼(アザール)の性格がバロンドール獲得を妨げているのかもしれない。試合では目立ったり、目立たなかったり。これが二人(メッシとロナウド)との違いだろう」と見解を示した。

 当の本人はどう感じているのだろうか。アザールは自身がバロンドールを手にできないことについて、「今のサッカーで、もしバロンドールを受賞したり、得点王になりたければ、利己的にならなきゃいけないと思う。でも僕は全くそういう人間じゃない」と語った。

 自分の結果を優先する多少の強引さがアザールに不足していると見ているスーネス氏。アザール本人もその点を否定していないが、念願のバロンドール獲得のためにどこまで結果に貪欲になれるかがポイントと言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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