ユベントス、今夏の投資は黒字転換へ 伊専門メディアが“ロナウド効果”に太鼓判

ユベントスFWロナウド【写真:Getty Images】
ユベントスFWロナウド【写真:Getty Images】

支出額196億円に対して収入効果は141億円も、ユニフォームの売り上げだけで65億円超

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド獲得により今夏の移籍市場で話題を集めたイタリア王者ユベントスだが、その経済効果は投資を黒字に転ずると分析されている。イタリアのサッカーと経済を専門に扱うメディア「カルチョ・フィナンツァ」が報じた。

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 ユベントスはロナウドの移籍金に1億1200万ユーロ(約146億円)を費やしたほか、他の選手の完全移籍や買い取りオプションの行使、年俸額など1年あたりの減価償却額が約1億5100万ユーロ(約196億円)。一方で、放出による収入効果が1億880万ユーロ(約141億円)になるという。

 差し引きすれば4300万ユーロ(約55億円)ほど支出が多いが、記事ではロナウド獲得の経済効果がその穴を十分に埋めると分析。すでにユニフォームの売り上げが5000万ユーロ(約65億円)を超えているとの現地報道もあり、単年ではすでに黒字に転じている。

 ロナウドの契約期間が4年間であるため、来季以降も同等以上のユニフォーム収入があるかは不透明だが、シーズンチケットの完売やロナウドに関連した収入によって十分に投資額は回収できるとみられる。

 すでに開幕戦で敵地のゲームですらチケット完売まで24時間を必要としなかったほどの現象を見せている“ロナウド効果”だが、ユベントスにとっては戦力だけでなく経営的な意味でも成功の投資になったと言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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