湘南の選手が分析「“1カ月で二度目”のイニエスタ」 神戸に生まれていた“変化”とは?

マッチアップした齊藤が証言 「ポドルスキもイニエスタをずっと見ていた」

 一方、最も多くマッチアップの場面を作り出したのはボランチのMF齊藤未月だろう。クラブ生え抜きの19歳は得意のボール奪取を幾度も目論み、ファウルと判定される場面もあれば、自ら奪い切るシーンもあった。

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 ジャッジに悔しさもにじませつつ、齊藤は背番号8の存在感を口にした。

「神戸の選手がイニエスタ選手にボールを集めようとするのをすごく感じましたし、ポドルスキ選手もイニエスタ選手をずっと見ているように感じられた。間違いなくチームの中心になっていると思います」

 自分たちらしく前から圧力をかけ、連動してボールを奪い攻撃に転じる湘南に神戸は苦戦した。それでも彼らは相手の攻勢をゼロに封じ、限られたチャンスを仕留め、勝利を引き寄せた。その中心に、イニエスタがいる。前回対戦から約1カ月、仲間との連係を深め、その存在感は確実に増していた。

(隈元大吾 / Daigo Kumamoto)



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