神戸、“黒子役”イニエスタ&ポドルスキの活躍で湘南撃破 ACL出場圏内進出も視野

ヴィッセル神戸が湘南ベルマーレに勝利した【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸が湘南ベルマーレに勝利した【写真:Getty Images】

イニエスタが三田の得点の起点になれば、ポドルスキは郷家のゴールをお膳立て

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタと元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、得点はなくともチームの勝利に大きく貢献した。Jリーグ第23節湘南ベルマーレ戦でそれぞれMF三田啓貴、MF郷家友太のゴールの起点となり、チームも2-0で勝利。勝ち点3をものにした。

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 第21節ジュビロ磐田戦(2-1)での柔らかなトラップでのJリーグ初ゴール、続く第22節首位サンフレッチェ広島戦(1-1)でのスーパーミドルに続き、イニエスタが見せた。3試合連続先発となったイニエスタは定位置の4-3-3のインサイドハーフに入った。

 試合はBMWスタジアム平塚に1万5351人となる大観衆が詰めかけるなか、湘南の持ち味である走力を前面に打ち出した戦いで神戸を押し込んだが、前半37分に試合は動く。

 相手陣内に入ったイニエスタはポドルスキのパスを受けると、利き足の右足で柔らかな軌道のロングパスを送る。これを夏の移籍期間で加入したFW長沢駿が受けて落とすと、走り込んだ三田がボールを受け、相手DFをかわしつつGK秋元陽太が守るゴールマウスを打ち破って先制ゴールをゲットした。

 三田はイニエスタの入団時に背番号「8」を譲った経緯がある。起点という形だが三田へのお礼とも言える一撃となった。

 後半に入り、試合は神戸のボール保持と湘南の走力と互いの持ち味を出し合う展開に。緊迫した展開を変えたのはポドルスキだった。後半31分、右サイドの突進からのドリブルシュートのこぼれ球を、昨年度の高校サッカー選手権で活躍のMF郷家が詰め、自身J初ゴールで追加点をゲットした。

 その後も神戸はゲームをコントロールし、試合終了の笛を聞いた。勝ち点3を積み上げたことにより4位をキープ。AFCチャンピオンズリーグ圏内進出も視野に入る1勝となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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