本田のメルボルン移籍が韓国でも話題 年俸3.2億円に「世界的名声のある選手」の声も…

メルボルン・ビクトリーに加入した本田【写真:Getty Images】
メルボルン・ビクトリーに加入した本田【写真:Getty Images】

2019年のACL出場権あり、本田が出場すれば初と注目

 日本代表MF本田圭佑が、オーストラリアのメルボルン・ビクトリーに加入することが発表された。日本サッカー界のビッグネームの移籍決定は、韓国でも話題となっている。

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 韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」は、「メルボルンが6日、ホームページを通じて本田圭佑の加入が決まったと発表した。契約期間は2018-2019シーズンまで。メルボルンはクラブ史上、最も大きな契約になった」と伝えた。

 さらに同誌は、年俸の額とその支払い方法に注目している。

「1年契約で年俸は290万ドル(約3億2000万円)。その支給方法が興味深い。メルボルンは290万ドル中、130万ドル(約1億4000万円)を支給し、残りの160万ドル(約1億8000万円)はAリーグ主管団体のオーストラリアサッカー連盟(FFA)と放映権を持つFOXスポーツが支払う計画だ」と説明し、「つまり、本田の今回のメルボルン行きは、Aリーグに世界的に名声のある選手が必要だと判断したAリーグとFOXスポーツの影響が大きく反映されたと見られる」と報じ、本田が改めて注目されていることを強調した。

 また、韓国スポーツ紙「MKスポーツ」は、「メルボルン・ビクトリーは2019年シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権も獲得している。本田がACLに参加するのは初めてだ」とし、ACLに本田が出場することが話題になると伝えている。

 本田は2020年東京五輪出場を目標にしているとも語っており、現役続行を決心したレフティーの動向を韓国も注視している。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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