ドイツ移籍のなでしこMF猶本、国内最終ゲームで誓った成長 「一発勝負の舞台でも…」

「今までに思い描いていた選手像を一回壊した」

「パワー、スピードもそうだし、ドリブルもできなかった。そういう技術を身につけようとして、今までに思い描いていた選手像を一回壊した。そして毎日、今日はこれができた、というのを積み重ねて、毎日成長したいと思ってやってきた」

 その向上心と、自身の成長に自信が持てたからこそドイツへの移籍を決断した。2019年には女子W杯があり、再来年には東京五輪も控えている。猶本は「海外の選手を相手にしても、間合いやスピードに慣れて、一発勝負の舞台でも自分のプレーを出せるようにしたい。ドイツでも良いプレーができていれば、なでしこでも良いプレーができると思う」と、成長を誓う。

 昨夏にドイツから浦和Lに復帰した元なでしこFW安藤梢に1年間にわたる“マンマーク”をして、その経験を様々な言葉やプレーで受け継いできた。移籍セレモニーでその敬愛する先輩から花束を受け取った猶本は、さらなる高みを目指して海を渡っていく。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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