「手術の可能性も言われていた」 攻撃を牽引した乾、同僚やスタッフのサポートに感謝

「何とか恩返ししたいと思っていましたが…」

「大会前は自分の怪我もあって出れるかどうか分からない状況で、手術の可能性も言われました。でもそこで手術ではなく、サポートして下さったドクターの方やトレーナーの方、仲間もそうですし、僕を選んでくれた監督、スタッフには感謝したいですし、何とか恩返ししたいと思っていましたがこんな形で終わってしまい申し訳ないです」

 手術となれば、W杯23人枠入りは非常に厳しいものとなってしまう。それだけにチームスタッフの尽力によって、ロシアのピッチに立てたのだと口にした。

 乾は「やっぱり相手もすごく強かったですし、最初の失点シーンは自分のクリアミスからになりましたし、本当にチームには迷惑かけっぱなしで申し訳ないなって」と守備面でのミスを嘆いたが、2ゴールだけでなく左サイドバックの長友佑都との好連係を築き上げるなど、攻撃のキーマンの一人だったことは間違いない。

 30歳にして初めて臨んだW杯で鮮烈な輝きを放った乾。それでも「あとは若い世代に、次こそはベスト8に行ってもらえるように、自分も応援していきたいです」と今後の若手の台頭に期待した。本人はこう語るが、ロシアで見せた躍動ぶりは日本代表に欠かせないものだと知らしめた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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