西野監督、ベルギー戦2日前に“先発白紙”を強調「メンバー的にまだ伝えていない」

西野監督は、ベルギー戦2日前に“先発白紙”を強調した【写真:Getty Images】
西野監督は、ベルギー戦2日前に“先発白紙”を強調した【写真:Getty Images】

7月2日にベルギーと激突、決戦の地へ移動後に“対戦国対策”と指揮官明言

 日本代表は7月2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦ベルギー戦に臨む。30日にベースキャンプ地カザンでトレーニングを行ったなか、西野朗監督は「メンバー的にもまだ伝えていない」と2日前の時点で“先発白紙”を強調した。

 グループリーグ2位で突破を決めた日本は、7月2日にロストフ・ナ・ドヌでベルギーと激突する(現地21時キックオフ/日本時間3日3時)。2002年日韓大会、2010年南アフリカ大会に続く3度目の16強進出となった一方、ベルギー戦勝利で史上初のベスト8進出という大一番だ。

 30日のトレーニング後、囲み取材に応じた西野監督は「今は自分たちをしっかり整えるだけ。向こう(ロストフ・ナ・ドヌ)に行ってから対ベルギーということになる。メンバー的にもまだ伝えていない」と、先発メンバーをまだ決めていないと語っている。

 対戦相手のベルギーはグループリーグで早々に2連勝を飾って突破を決めた。西野監督は「これからW杯になると思っているベルギーなんでしょうね」と、対戦国がこの日本戦から“W杯本気モード”に突入すると見ている。

 28日のW杯グループリーグ第3戦ポーランド戦(0-1)では、試合前にスタメン6人変更の報道がされ、MF本田圭佑やDF長友佑都が情報漏洩に対して日本メディアに苦言を呈していた。ベルギーとの大一番に向けて、スタメンは大きな注目を集めている。

 日本はW杯グループリーグ第1戦と第2戦で同じ11人をピッチに送り出しており、そのメンバーがベルギー戦でもベースと見られている。しかし、勝負師の西野監督だけに秘策を練っている可能性もありそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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