日本代表「コロンビア撃破の要因」 明確な意図が生んだ2得点と幸運だったハメス投入

日本の理想的な崩しから決勝ゴールを生むCKを獲得

「前半以上に動くなかで優位なポジショニング(を求めた結果)、ポゼッションも高まり、ファルカオをはじめ前線の選手のエネルギーを失わせた。自分たちでボールコントロールできた後半だったと思います」(西野監督)

 ハーフタイムのロッカールームでは、後半に向けてポジショニングについて話し合ったという。全体のポジションを押し上げ、プレッシャーの少ないセンターバックのDF吉田麻也とDF昌子源が組み立て、左寄りにポジションを取ったMF柴崎岳を起点に乾、長友、香川が連携を取り、逆サイドからMF原口元気が斜めに、時に右サイドバックのDF酒井宏樹も攻め上がることで、コロンビアを敵陣ゴール前に押し込む時間が増えた。

 日本にとって結果的に幸運だったのは、コロンビアに疲れが出始めた後半14分にハメス・ロドリゲスが入ってきたこと。スタンドを埋めた2万人とも言われるコロンビアのサポーターは大いに湧いたが、明らかにコンディションが悪く、守備にほとんど貢献できないハメスの存在により、日本はビルドアップでほとんど相手のプレッシャーがなくなり、コロンビアが攻撃を開始する位置も低くなったため、ブロックを組みながら対応することができた。

 同25分に西野監督は香川に代えてMF本田圭佑を投入。本田が右ワイドに流れる状況を生かし、柴崎がインサイドハーフ気味にポジションを取ることで攻撃の回りをさらに良くした。同28分の大迫が決めた勝ち越しゴールに至るCKまでの流れは、日本の理想的な崩しの形だった。

 柴崎が右サイドに展開し、そこで相手のディフェンスを引きつけると、再び柴崎が受けて乾とのパス交換から大迫、本田、右の外を駆け上がる酒井宏に渡り、最後は大迫がキープしたところで飛び込んできた酒井宏がフィニッシュに行くという形。最後は相手にブロックされたが、決勝ゴールを引き寄せるコンビネーションだった。

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