チェルシー、創設14年でブルガリア4連覇中のクラブに選手を貸し出しか

モウリーニョ監督とは良好な関係

 今季もブルガリアリーグを制し2012年から国内リーグ4連覇中のルドゴレツが、来季に向けプレミアリーグ王者のチェルシーから選手を獲得する可能性があると英地元紙「ガーディアン」が報じている。
 ルドゴレツは2001年6月18日創設と、14年の歴史しかない新しいチームだが、近年急速に実力を伸ばしている。2012年にブルガリアリーグを初制覇すると、そこからリーグ4連覇。さらに国内カップ戦も2度優勝している。昨季はヨーロッパリーグでベスト16に進出。今季は予選を勝ち抜き、クラブ史上初めて欧州チャンピオンズリーグのグループステージに出場。レアル・マドリーとリバプールが同居したグループDを4位で敗退するも、バーゼル(スイス)から初勝利を奪うなど健闘した。
 来季の新監督に就任したポルトガル人のブルーノ・リベイロ監督は現役時代にリーズ・ユナイテッドやシェフィールド・ユナイテッドとイングランドでのプレー経験を持つ。同胞ジョゼ・モウリーニョ監督との関係について「私にとっては兄弟のようなものだ。私たちはルドゴレツについて話していたし、彼(モウリーニョ)が私にここへ来るよう進言してくれた」と、明かした。
「チェルシーの選手を(期限付きで)ルドゴレツに連れてくることは可能だろう。今後、モウリーニョ監督とどうなるか話し合う。彼は私たちの助けになってくれるはずだ」
 チェルシーにはトップチームでレギュラーを務める主力選手の他にも、多くの若き才能が所属。昨夏は、チャンピオンシップ(イングランド2部)で40試合17得点を挙げたイングランド人FWパトリック・バンフォードなどをはじめ、実に26人もの選手を期限付き移籍で他クラブへ放出。出場機会を得られるクラブで経験を積ませていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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