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柿谷所属のバーゼル パウロ・ソウザ監督との契約解除を発表
フィオレンティーナの監督就任が濃厚
スイス・スーパーリーグのFCバーゼルは、パウロ・ソウザ監督との契約解除に合意したと発表した。以前から来季のフィオレンティーナ監督への就任がうわさされていただけに、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、「パウロ・ソウザがバーゼルからフリーになった。あとはフィオレンティーナとサインするだけ」と伝えている。
ガゼッタ紙によれば、2017年6月まで残っていた契約を両者合意のもとで解除。バーゼル側は「重要な部分での意見の違い」が理由だとしている。ソウザ氏はクラブの公式ツイッターを通じ、「深い信頼を寄せてくれたクラブとサポー ターに感謝します。選手たちにも感謝していますし、クラブの幸運を願います。私の心は、ここに残るでしょう」と、コメントを寄せた。
1970年生まれのソウザ氏は、ルイ・コスタ氏やルイス・フィーゴ氏らと同世代で、89年のワールドユースを制したポルトガル黄金世代の一人。ユベントス(イタリア)で95年のリーグ優勝と96年のUEFAチャンピオンズリーグ優勝にボランチとして貢献し、翌97年にはドルトムント(ドイツ)へと移籍。決勝で古巣のユベントスを相手に勝利し、異なるチームでのCL2連覇を達成した。
2005年に現役を引退してからは指導者に転身。ポルトガルU-16代表やイングランドのクラブでの指揮を経験し、2010年にはレスター・シティ(イングランド)で元日本代表の阿部勇樹(浦和) のことも指導している。フィオレンティーナを率いることとなれば、指導者としては初のセリエA挑戦となる。
FCバーゼルには2014年ブラジル・ワールドカップに日本代表として出場した柿谷曜一朗が所属している。ソウザ監督の下での欧州1シーズン目はレギュラー定着を果たせなかっただけに、来季に向けて新監督へアピールしたいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images