スイス人記者は西野ジャパンをどう見た? 「キレがない」「弱いわけじゃないが…」

西野監督就任以後、ガーナとスイスに敗れ2連敗となった【写真:Getty Images】
西野監督就任以後、ガーナとスイスに敗れ2連敗となった【写真:Getty Images】

日本の組織力に一定の評価も…「僕の目には、疲れているように見えた」

 実際、スイス戦で先発を飾ったDF酒井高徳(ハンブルガー)、MF長谷部誠(フランクフルト)、原口元気と宇佐美貴史(ともにデュッセルドルフ)、FW大迫勇也(ブレーメン)の5人をはじめ、途中出場のFW武藤嘉紀(マインツ)やMF香川真司(ドルトムント)らドイツ組がピッチに立っている。

 スイス戦での日本は、最終ラインから前線までコンパクトな陣形を保ちつつ、大迫らのチェイシングを合図にボール奪取を狙った。良い形でハマった場面もあったものの、要所で崩されて2失点。一方の攻撃では何度かゴールチャンスを作り出したが、その回数は少なく、好機を活かせずにノーゴールに終わった。

 西野監督や選手たちがスイス戦前にポイントとして挙げていたのは、主に「ボール奪取の仕方」「プレッシングを回避された時の対応」「ボール奪取から攻撃への移行」などだ。それぞれに一定の収穫はあったものの、練度が低いだけに粗さが目立つ形となった。

 ポールズ記者は「日本は組織的によくやっていたと思う」と一定の評価を与えている。しかし、日本の動きがどこか鈍く、キレがないように映っていたという。「だけど僕の目には、日本の選手が疲弊しているように見えた。動きにキレがないように感じたからね」と付け加えている。

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