2連敗の日本に「明らかに欠けている」ものは? 主将・長谷部が明かす西野Jの“弱点”

「この2試合で感じる」 浮き彫りになった西野ジャパンの明確な課題

 ところが話が攻撃に移った途端、長谷部は「勝負弱さが出てしまっている」と語気を強めている。そして西野ジャパンの“弱点”を、キャプテン自らが指摘した。

「最後のアイデアや精度が明らかに欠けているというのは、この2試合で感じる」

 ガーナ戦とスイス戦を通じて、日本はゴールチャンスを生み出している。だが、いずれもノーゴールに終わっており、最後の局面において課題が浮き彫りになっていた。その一方で、長谷部はカウンターについても言及。「相手のミスから良い形でボールを奪って、相手の陣形が整っていない時にカウンターの形もあった。そこのところでどうしても迫力がない」と嘆いている。

 発足から間もない西野ジャパンは、最初の段階として守備に多くの時間を割いてきた。攻撃面の話し合いはこれから多く進められていくという。長谷部も「守備に多くの時間を割いている部分はありますが、攻撃は間違いなく改善していかないといけない」と認識している。

 12日の国際親善試合パラグアイ戦を経て、19日にロシア・ワールドカップ(W杯)初戦のコロンビア戦を迎える。W杯本番まで残り1試合となったなか、果たして日本は課題をどこまで改善できるのだろうか。

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