槙野、“アクション守備”の重要性を力説 スイス戦は「どう耐えるか」の予行演習

W杯ライバル国との試合を踏まえ、「我慢のなかでどう耐えるか」

 もっとも相手は格上のスイスであり、日本の想定通りに試合が運ぶとは限らない。むしろ、その可能性の方が低いと言わざるを得ないが、槙野も機能不全に陥る状況も想定していると明かした。

「理想と現実は違いますけど、苦しい時間帯のなかで自分たちがどうゲームプランを描いてやるか。苦しい時、後ろが我慢して失点しないことが、この2試合(スイス、パラグアイ戦)もそうだし、本戦でも大事になってくる。後ろをやっている身としては、我慢を強いられるなかでどう耐えられるかが試される」

 我慢を強いられるなかで耐えられるか――。それは19日のW杯初戦コロンビア戦をはじめ、24日のセネガル戦、28日のポーランド戦を踏まえた言葉であることは明白だ。

 W杯で対戦する3カ国はいずれも前線に強力なアタッカーを擁しており、日本の守備が耐えられなければ一気に組織が瓦解する危険性もはらんでいる。その意味で強豪スイスとの一戦は、“どう耐えるか”の予行演習として格好の場となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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