「アジア勢のロシアW杯16強進出」を海外メディアが予想 日本の可能性は……

衛星放送「FOXスポーツ」アジア版が今大会の展望を行っている【写真:Getty Images】
衛星放送「FOXスポーツ」アジア版が今大会の展望を行っている【写真:Getty Images】

日本は2番手扱い 「タレント力は比類ない」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)には、アジアから日本、韓国、サウジアラビア、イラン、オーストラリアの5カ国が出場する。前回のブラジルW杯ではアジア勢は大苦戦。終わってみれば0勝3分9敗と、1勝もすることができなかった。今大会は、逆境をはね除けて16強に進出するチームは誕生するのだろうか。衛星放送「FOXスポーツ」アジア版が今大会の展望を行った。

 まず、最も可能性が低いと予想されたのが、サウジアラビアだ。参加国の中で最もFIFAランキングが低く、先日のペルーとの国際親善試合でも0-3の完敗を喫したことが理由に挙げられた。

 韓国は、4番手の扱いとなった。「ソン・フンミンや、イ・スンウ、イ・ジェソンがポテンシャルの最大値を発揮すれば、万が一の話になるが、チャンスは巡ってくるかもしれない」としつつも、「チーム力の質があまりに欠けている。特に守備に関しては、観光客が韓国のBBQレストランに来店した際の様子と同じくらいの混乱が巻き起こっている」と、守備組織の低下からグループリーグ突破は困難と予想した。

 イランは、「実際、アジアにおけるベストチーム」と評しながらも、突破の可能性は3番手の位置付けとなった。その理由にスペイン、ポルトガルという強豪国と同居する不運を挙げた。

 そして日本は、2番目に可能性が高いと予想されている。この記事では、アジア・ナンバーワンのタレント力を誇り、最も実力の拮抗したグループに入ったことが、その理由に挙げられている。

「このグループはオープンであり、通過可能だ。日本はタレントにおいては比類なく欧州の経験者を集めている。シンジ・カガワ、ケイスケ・ホンダ、シンジ・オカザキのネームバリューは依然として影響力を持つ」

 一方で、日本が万全の状態で本番に臨むことが、叶わなかったことも強調している。

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