韓国メディアが「監督交代も無駄に」と日本代表を酷評 3バック採用も「効果は微妙」

韓国メディアが「監督交代も無駄に」と日本代表を酷評している【写真:Getty Images】
韓国メディアが「監督交代も無駄に」と日本代表を酷評している【写真:Getty Images】

西野ジャパン初陣でガーナに0-2完敗、“新発見”は見当たらず

 日本代表が30日の国際親善試合でガーナ代表に0-2で完敗したことを受け、韓国メディアもその結果について驚きを持って報じている。

 特に注目されていたのは、ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕まで約2カ月となった4月にバヒド・ハリルホジッチ前監督を電撃解任し、急きょ発足した“西野ジャパン”が初陣でどのような変化を日本代表に生み出しているのかだった。だが、西野朗監督が率いる日本代表の“新たな発見”を報じる韓国メディアは、見当たらなかった。

 韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「監督交代も無駄に。ガーナに0-2で完敗」との見出しで、「前半9分(公式記録は8分)の失点、さらに後半に宇佐美に代えて香川、原口に代えて酒井を投入してチャンスを窺ったが、むしろPKを献上して崩れ去った。後半途中から入った岡崎もゴールを決めることはできなかった」とし、戦術の浸透に時間がかかっていると伝えた。

 またスポーツ専門サイト「SPOTVニュース」は、「日本は全体的に試合の主導権を握っていたが、ゴールを決められなかった。特に手痛いミスは、カウンターからGK川島が無理をしたプレーでPKを献上したこと。さらに後半から入った香川も、チームに変化をもたらすことができなかった」と報じた。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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