同じ境遇にシンパシー?オーウェンが後輩スターリングの移籍をプッシュ

旧エースが現エースの去就に言及

 かつてリバプールのエースを務めたマイケル・オーウェン氏が、去就に揺れる同クラブのMFラヒーム・スターリングの移籍に賛同している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 スターリングは、来夏に契約満了を迎える。しかし、クラブからの新契約を2度固辞し、移籍志願を表明していた。ビッグクラブでワールドクラスの選手たちと共にプレーしたいという、間接的にクラブを軽視する発言も残しているため、ファンからは批判の的となっている。

 8年間、エースとしてリバプールをけん引したオーウェン氏は、後輩にあたる若きエースの退団に賛成の言葉を残している。

「もし僕がリバプールのサポーターだったら、スターリングが去ることで相応の資金が入ってくるのであれば、移籍に落胆して眠りにつけないなんてことはないだろう。スアレスは代えの効かない選手だった。だが、スターリングはそうではない。僕は数週間もすれば彼がリバプールの選手ではなくなっていると思っているよ」

 オーウェン氏はリバプールに所属した1998年から2004年まで毎シーズン、クラブの最多得点を記録する絶対的なエースだったが、ステップアップのためレアル・マドリードに移籍。しかし、度重なる負傷もあり、わずか1年で退団するという不完全燃焼な結果に終わっていた。

 今まさにスターリングはステップアップのため、次なる新天地に向かおうとしている。かつて同じ境遇に立っていたオーウェン氏は、移籍が双方にとってベストな選択であると考えているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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