CL決勝で負傷のサラー、全治不明もW杯出場諦めず 「ロシアにいると確信している」

CL決勝で負傷したサラー、全治不明もW杯の出場諦めず【写真:Getty Images】
CL決勝で負傷したサラー、全治不明もW杯の出場諦めず【写真:Getty Images】

レアル戦で肩の靭帯負傷も公式SNSで無事をアピール

 現地時間26日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でレアル・マドリードが前人未到の3連覇を達成した一方、大きなアクシデントとなってしまったのはリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーの負傷退場だ。肩の靭帯負傷という全治が不明な状況だが、サラーは自身のインスタグラムで「ワールドカップに間に合うはずだ」と、来月の大舞台での復帰を目指すと前を向いている。

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 サラーに悲劇が襲ったのは、前半25分のこと。爆発的なスピードでドリブル突破を仕掛けようとしたところ、レアルのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがマークに入り、腕が絡まり合う。この状況でサラーは巻き込まれるような形でピッチへと叩きつけられ、左肩を負傷。一度はプレーに復帰したものの、サラーは激痛に耐えられず涙ながらにピッチを去った。

 ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールにとって13年ぶりの欧州王座が遠のく要因になったと同時に、来月開催のロシア・ワールドカップ(W杯)への出場が疑問視される状況となってしまった。特に厳しい論調で攻め立てているのはサラーの母国エジプトメディアで、ラモスを“壊し屋”扱いするなどスペイン代表DFへの憎悪が広がるなか、サラーはポジティブな気持ちを保ち続けている。

「それはとてもタフな夜になってしまったけど、僕はファイターだ。苦難をものともせずに、僕は皆さんすべての誇りとともにロシアにいることを確信している。皆さんの愛情とサポートが強さとなるんだ!」

 開幕まで3週間を切った段階でも、初の夢舞台に間に合わせると宣言した。28年ぶりに本大会出場を果たしたエジプトにとって、絶対的エースであるサラーがいるかいないかでは、戦力に大きな違いが出る。プレミアリーグ得点王に輝くなど一躍スターダムに上り詰めた“エジプト王”は、奇跡的な回復を見せられるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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