「知識がないと考えているなら…」 クロップ監督が敵将ジダンを擁護「今でもファイター」
ジダンの指導者としての手腕を認めるからこその発言「面白い戦いになる」
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝は現地時間26日に行われる。レアル・マドリードの前人未到の3連覇か、リバプールの2004-05シーズン以来6度目となる欧州王座獲得かが焦点だが、ジネディーヌ・ジダン監督とユルゲン・クロップ監督の両指揮官の対決に注目が集まっている。そんななか、前日会見ではクロップ監督がジダン監督を“擁護する”発言をしたとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
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「人々が『ジダンには(サッカー戦術への)知識がない』と考えているなら、私に対してもそう考えているだろう。戦術について知らない二人の監督がCLファイナルに辿り着いたんだから、それは面白い戦いになるよね」
このように話したクロップ監督は、ドルトムント時代に高い位置でのボール回収を積極的に狙う「ゲーゲン・プレッシング」戦術で一躍気鋭の指揮官となり、リバプールでもエジプト代表FWモハメド・サラーを覚醒させるなど、育成力にも長けている。そのドイツ人指揮官が“戦術面に明るくない”わけがないが、ジダン監督の手腕を疑問視する声に待ったをかけたいのだろう。
「彼は選手時代から華麗だったし、スイスの時計のような仕事をしている選手たちの一人だった。マルセイユ育ちのファイターで、キャリアを通じてもそうあり続けた。選手として誰よりも優れていたし、今でもファイターであり続けているよ」
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