フォルラン、メッシとCR7の覇権争いを予想「時代はまだ2、3年続く」

「彼らと同じような成績を残せる人間は想像できない」

 セレッソ大阪を退団することになった元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランがレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナFWメッシの覇権争いについて、さらに数年間続くと分析している。FIFA公式サイトが伝えた。
 フォルランはピチーチ(リーガ得点王の意味)に2度輝いたことがある。2004年にはビジャレアルで38試合25得点を挙げ、2008年にはアトレチコ・マドリードでは33試合32得点の活躍で、ゴールキングの座を陥れた。
 メッシとCR7が近年繰り広げている壮絶な得点王争いについて、フォルランは「素晴らしいよ ね」と笑いながら一言。そして、「思うに、彼らが分け合うようになるまで、僕がピチーチを獲得した最後の人間じゃないかな。ゴールデンシュー賞でも同じだね。クリスティアーノとルイス(スアレス)が分け合ったことがあった以外はね。彼らには正直誰も対抗できない。彼らの競争力に加えて、お互いを上回ろうとする彼らの欲望もあるので、彼らと同じような成績を残せる人間は想像できない」と語った。
 
 ピチーチ賞は08年のフォルラン受賞以降、メッシが09年、11年、12年シーズンに3度受賞。ロナウドも10年、13年、14年シーズンと3度の受賞経験がある。
 欧州各国のリーグで最多得点を挙げた選手に与えられるヨーロッパ・ゴールデンシュー賞も同様に、08年のフォルラン受賞以降はメッシが 09年、11年、12年と3度受賞。ロナウドは10年と14年に2度単独受賞し、13年シーズンはバルセロナFWルイス・スアレス(当時リバプール)と同時受賞している。
 お互いを別次元にまで高め合うライバル意識がメッシと、ロナウドの2人を他の名手も寄せ付けないレベルに押し上げていると、フォルランは語っている。
 「彼らの時代はまだ2、3年続く」とフォルランは予想する。メッシは現在27歳で、ロナウドは30歳。サッカー界は、今後もこの2人を中心に回ることになるのだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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