去就問題に揺れるチチャリート、自らの未来を語る

終盤の活躍で「未来は保証されている」

 レアル・マドリードのメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスは、来季の去就が未定のままだと告白した。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
 現在、オフを満喫しているチチャリート(エルナンデスの愛称)は、カナダでF1のサーキットに登場した。
「自分の去就問題は心の中にあるよ。どこでプレーするか分からない。2クラブのうち、どちらかになるかもしれないし、他のクラブになるかもしれない。アンチェロッティが僕の監督だったけれど、ラファ・ベニテスはそうではない。僕はユナイテッドからの移籍だったから、彼と話す必要もない」
 今季ユナ イテッドのルイス・ファン・ハール監督の構想外となるレアルに1年間の期限付き移籍で加入した。スーパーサブとしてのプレーが中心だったが、リーグ7得点を記録。FWベンゼマら「BBC」と呼ばれる先発FWがリーグ終盤に故障離脱すると、輝きを放った。UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝アトレチコ・マドリード戦では、決勝ゴールを決めるなどの活躍を見せた。
 レアル残留を望むファンの声は大きかったが、レアルは買い取りオプションを行使しない方針だと報じられている。チチャリートは、いまだ移籍先は未定のままだが、いいオファーを手にできる自信を示した。
「僕はすごくリラックスしている。幸運なことにレアル・マドリードでの最後の数カ月はすごくうまくいったからね。自分の記録も 残せたし、すごく自信になった。自分の未来を保証してくれると思う」
 レアルはナポリからラファエル・ベニテス新監督を招聘(しょうへい)した。「ラファも僕のことを知っていると思う。すごくいい監督でレアル・マドリードでも素晴らしい仕事をすると思う」とチチャリートは語り、レアルでのプレーにも興味を示していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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