現役引退の元伊代表MFモッタ、U-19コーチ転身に意欲 「冒険はここから始まる」

今季限りで引退するPSGのMFチアゴ・モッタ【写真:Getty Images】
今季限りで引退するPSGのMFチアゴ・モッタ【写真:Getty Images】

本拠地ラストゲームは敗戦もクラブに感謝「私はここで楽しむことができた」

 今季限りで引退するパリ・サンジェルマン(PSG)の元イタリア代表MFチアゴ・モッタは、現地時間12日のリーグ・アン第37節レンヌ戦に出場。本拠地パルク・デ・プランスでのラストゲームはPKを献上するなど0-2で敗戦したが、試合後「PSGでの冒険はここから始まる」と今後に向けたビジョンを明かした。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 バルセロナでクラブキャリアをスタートさせ、アトレチコ・マドリードやインテルなど強豪を渡り歩いてきたモッタは、2012年に当時GMを務めていた元ブラジル代表FWレオナルド氏の誘いを受けてPSGへ移籍。今季はリーグ戦17試合の出場にとどまったが、今季まで公式戦229試合でピッチに立つなど、長年PSGの中盤を支えてきた。

 そんなモッタも35歳となり、今季限りでの引退を決意。今後はPSGのU-19コーチとなることが決まっている。モッタは「私の考えるところでは、PSGでの冒険はまだ始まったばかり」だと強調しながら、PSGに感謝の意を示した。

「私はここで楽しむことができたし、特別な瞬間だったと思っている。今、私は様々な感情が湧いている。私はずっと前にPSGに来て、たくさんの素晴らしい経験をした。一緒に楽しい旅をしてくれたことに感謝している。この機会に、毎日ここで最高のピッチを作るために働いていた人々やクラブに感謝をしたいと思います」

 今季限りでの退任が決まっているウナイ・エメリ監督に、「素晴らしい男」と称されていたモッタ。6年間で19個ものタイトルを獲得した男は、現役こそ引退するが、今度はコーチとしてPSGに新たな勲章をもたらす旅に臨む。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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