ミハイロビッチのミラン監督就任が決定的に 来季は本田に伝説のFKを伝授か

EL出場権を獲得した手腕

 サンプドリアを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督が、ACミランの来季新監督に就任することが決定的となった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ミハイロビッチが監督になる」と報じた。
 セルビア人指揮官は3日夜、シルビオ・ベルルスコーニ会長とアドリアーノ・ガリアーニCEOとアルコレにある会長の別荘で食事を共にした。2年契約で年俸は約200万ユーロ(約2億8000万円)という条件で監督就任に合意し、正式発表を待つばかりだという。4日に練習場のミラネッロを訪問予定だといわれている。
 サンプドリアは勝ち点56を挙げ、今季7位で フィニッシュした。10位のミランよりも、勝ち点で4上回った格好だ。6位ジェノアがヨーロッパリーグの参加資格を満たすことができなかったため、EL出場権を手にしている。得点はミランよりも8得点少なかったが、失点も8少なかった。
 新指揮官は現役時代、旧ユーゴスラビア代表などで活躍。DFながら左足で繰り出す強烈なFKでその名をはせた。ラツィオ時代の1998年シーズンのサンプドリア戦では、FKのみでハットトリックを記録するほどだった。
 日本代表FW本田圭佑は、熱望するミラン残留がかなえば、伝説のFKの名手から直接指導を受けることができるはずだ。課題のFKの精度も向上するかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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