ブラジル・ワールドカップ(W杯)での活躍によって昨夏にリバプールがフランス・リールから獲得したオリギ。今季は期限付き移籍の形でリールに残り、来季から満を持してチームに加入する。「リバプールは素晴らしいクラブ。トップに立つのにふさわしい」と悲願のタイトルへ向け、力強い言葉を残している。 さらに、20歳の若武者は、新天地の指揮官に絶大な信頼 を置いている。「ブレンダン・ロジャース監督はとても素晴らしい指導者。世界一の監督と一緒に働けるのが楽しみだ」と、賛辞を贈った。 オリギは今季33試合出場で8得点と、FWとしてはやや物足りない数字に終わった。しかし、その才能は折り紙つきだ。19歳の若さでW杯を経験し、ベルギー代表にも定着している。リバプール攻撃陣はウルグアイ代表FWルイス・スアレス(バルセロナ)の放出とイングランド代表FWダニエル・スターリッジの負傷が続いた影響で、その迫力を失っている。 オリギには、イタリア代表FWマリオ・バロテッリら新戦力が不発に終わった鬱憤(うっぷん)を晴らす活躍が期待される。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images