クロップ監督の新たな冒険は見送り 「次なる目覚めのために」

来季は新チーム就任ではなく休息を選択

 今季限りでドルトムントを退団したユルゲン・クロップ監督は来季、休息を取る決断をしたと、英メディア「BBC」が報じている。
 今季序盤から大不振に陥った、クロップ監督は、シーズン途中で今季終了後の退任を表明。最終的には7位まで順位を上げたものの、7年間に及ぶ指揮に幕を下ろすことになった。
 5月30日に行われたDFBポカール決勝のヴォルフスブルク戦では1-3と敗れ、有終の美を飾ることはできなかった。試合後、クロップ監督は来季、新たなチームを率いることはないと表明した。
「インテンシティと感情に満ちた7年間だった。私は、リフ レッシュしモチベーションを高めた上で、新しいチームと新しいチャレンジをしたい。ただ、その前に数多くの思い出を落ち着かせる時間を設けることは良いアイデアだと思っているよ。次なる目覚めのために休息を取る」
 クロップ監督に対しては、リバプールやマンチェスター・シティが招聘(しょうへい)に強い関心を示していた。しかし、退任後は、すぐに新たな冒険に旅立つのではなく、愛するクラブと過ごした時間の余韻に浸ることを決断したようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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