セリエA史上最年長得点王誕生 38歳トニが9年ぶり復活タイトル、22歳と並ぶ

ダリオ・ヒュブナー氏の35歳を上回り、史上最年長でのタイトル獲得

 ユベントスが4連覇を決めていたイタリア・セリエAは、5月30日に全日程が終了した。ベローナに所属する元イタリア代表の38歳、ルカ・トニが22得点を決め、9年ぶりにイタリアで得点王のタイトルを獲得した。
 2006年、フィオレンティーナ時代にも得点王になった経験のあるベテランのトニは、その後イタリア代表としてワールドカップ制覇を経験するなど世界屈指のストライカーとして名をはせた。
 以降、バイエルン・ミュンヘン(08年には得点王を獲得)やローマ、UAEのアル・ナスルなどを渡り歩いた。すでに選手として下り坂に差し掛かったと思われたが、昨季に復帰したベローナで1年目から20得点を挙げて復活。38歳になった今季も衰えを見せず、昨季を上回る22得点を挙げた。現地の複数メディアによると、元イタリア代表FWダリオ・ヒュブナー氏の35歳を上回り、史上最年長でのタイトル獲得となった。
 また、インテルのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディも最終節で2得点を決め、トニに並んだ。22歳の若きストライカーは加入2年目でその才能を開花。同胞の先輩、ユベントスFWカルロス・テベス(20得点)を上回り、栄冠を手にしている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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