ジェラード新体制発足に前進? レンジャーズが3試合を残しマーティ監督を解任

レンジャーズが(左)マーティ監督を解任したことで、(右)ジェラード新体制発足に前進したようだ【写真:Getty Images】
レンジャーズが(左)マーティ監督を解任したことで、(右)ジェラード新体制発足に前進したようだ【写真:Getty Images】

リバプールの英雄招聘が噂されるスコットランドの名門が、指揮官を更迭

 リバプールの下部組織を率いるスティーブン・ジェラード氏の招聘が噂されているスコットランド1部の名門レンジャーズが、リーグ戦3試合を残した状況でグレアム・マーティ監督の解任を発表した。

 マーティ監督は昨年10月にペドロ・カイシーニャ前監督の後任として暫定監督に就任した。今季限りの退任は確実と見られ、クラブは後任にリバプールの下部組織で指導する元イングランド代表MFのジェラード氏と交渉を進めていた。

 近年のスコットランド1部は、レンジャーズとライバル関係にあるセルティック1強状態が続いている。

 4月29日にはセルティックとレンジャーズによる伝統の一戦「オールドファーム」で、5-0と圧勝したセルティックが7連覇を決めていた。リーグ戦3試合を残す状況でマーティ監督は解任が決定。シーズン終了まではジミー・ニコル氏とヨナタン・ヨハンソン氏の二人が、チームの指揮を執る。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、マーティ監督は1日朝に選手たちに解任を知らせたという。記事ではジェラードとの交渉が報じられたことも、指揮に影響を及ぼしたと記されている。

 2012年に破産により4部リーグまで降格したレンジャーズだが、地の底から這い上がり2016年には再び1部のプレミアシップに昇格した。依然として宿敵セルティックとの差は広がったままだが、監督交代で名門復活の狼煙を上げることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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