フィーゴ氏が訴えるFIFAの現状 現会長の再任に「フットボールの敗北」

即時退任を要求

 FIFA会長選への出馬を取りやめた元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏は、会長選で勝利したゼップ・ブラッター会長に即時退任を求めている。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
 フィーゴ氏は、巨額の収賄容疑でFIFA副会長2人を含む首脳陣に逮捕者を出したスキャンダルにもかかわらず、現会長の再任をこう嘆いた。
「今日は(FIFA本部のある)チューリヒにおける新たな暗い日となった。FIFAは敗北した。何よりも、フットボールが敗北した。本当にフットボールを愛するすべての人間もまた敗れたのだ」
 同氏はワールドカップ招致を巡り、収賄容疑の浮 上していたFIFAの浄化を訴え、選挙活動を展開してきた。だが、ブラッター会長がトップに鎮座する現状と、選挙戦の過程で目の当たりにしたその腐敗ぶりに、オランダサッカー協会のミハエル・ファン・プラーグ会長に続き、出馬を取りやめた。
 さらに、現会長のFIFAの支配について「独裁的」と批判していた。
「フットボールが有罪ではないとしても、それを規制すべき体制のリーダーは、品位や誠実性を持ち合わせていない。ブラッター氏は少しでもフットボールのことを懸念するならば、彼は再選を諦めるはずだろう。彼は少しでも威厳を持ち合わせているのなら、数日後には退任するはずだ」
 W杯招致を巡るさまざまな収賄疑惑が噴出するFIFAとそのトップであるブラッター会長を「恥知ら ず」と断罪したフィーゴ氏。厳しい言葉で、組織浄化のために退陣の決断を促していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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