クロップ監督がリバプールの指揮に関心を強める理由

ドルトムントに似た雰囲気

 ドルトムントを退団するユルゲン・クロップ監督が、リバプールの指揮に強い関心を持っていると、英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
 クロップ監督は今季限りでのドルトムント退団を表明。30日に行われるドイツ杯決勝戦が、7年間の指揮を締めくくる最後の試合となる。
 記事によると、クロップ監督には退任後も休息をとる意向はなく、リバプールの指揮に強い関心を示しているという。
 アンフィールドでの指揮を望む理由は、リバプールが、ドルトムントと似通った雰囲気を持っていることにあるとされる。どちらも国内最大のクラブではない。ただし、世 界で最も情熱的なサポーターに囲まれている環境に魅力を感じているというのだ。
 リバプールを率いるロジャース監督は、今季6位でシーズンを終え、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃した。最終節ではストーク・シティに1-6で敗れる歴史的大敗を喫し、ここにきて退任説が再燃している。
 ドイツ人指揮官は、英語も流ちょうに話すことができる上に、47歳の年齢も魅力的だ。リバプールの首脳陣は、好印象を持っているという。6月にクラブとロジャース監督との間で会談が設けられると伝えられいる。そこでの話し合いによっては、クロップ監督のアンフィールド行きに拍車が掛かることになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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