メルテザッカーが告白 ブラジルW杯優勝の後遺症がリーグに影響

「すごく奇妙な状況だった」

 アーセナルのドイツ代表DFペア・メルテザッカーは、昨年のブラジル・ワールドカップのドイツ優勝の後遺症がガナーズのリーグV逸の原因と分析した。ESPNが報じている。
 アーセナルは後半戦に破竹の連勝を重ね、UEFAチャンピオンズリーグはベスト16で敗退したものの、リーグ3位で終了。また、5月30日にウェンブリーで行われる、アストンビラとのFAカップ決勝戦にも駒を進めている。だが、シーズン序盤には苦しみがあったという。大型ストッパーは前半戦の不振の原因をこう語った。
「最初の数カ月は特に冷静さを維持し、W杯優勝の感覚を忘れることが難しかっ た。それが必要だった。優勝の感覚を忘れ、落ち着いて再出発する。それを理解することに半年必要とした」
 アーセナルにはメルテザッカー以外に、MFメスト・エジル、その後、インテルに期限付き移籍したFWルーカス・ポドルスキーのW杯優勝メンバーがいる。
「多くの選手がけがをしてしまった。私は故障を免れることはできたけれど、ベストの状態ではなかった。これはかつてない経験だった。この状況にどう対処するか。私はW杯について忘れようと努力したんだ。プレシーズンに準備していなかったことで、調子を上げるのは難しい。そして、シーズンは既に始まっている。すごく奇妙な状況だった。精神面が肉体に影響をもたらした」
 W杯制覇を果たしたが、代償として肉体的にも精神的 にも消耗。栄冠をつかんだことによる達成感、そして、燃え尽き症候群から立ち直るまでの半年間という体験を今季初めて体験した。メルテザッカーは、FA杯連覇を来季のリーグ優勝に向けた第一歩にするつもりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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