ウルグアイ、スアレスの出場停止処分撤回要求へ 「FIFA汚職事件の被害者」

南米選手権連覇に不可欠なエース

 ウルグアイのプロサッカー選手共済組合(The Uruguayan Professional Footballers’ utual Association)は、同国代表FWルイス・スアレスに課された代表戦出場停止処分の撤回を要求する構えのようだ。英国メディア「スカイ・スポーツ」が報じている。
 スアレスは昨夏のブラジル・ワールドカップで、対戦相手のイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニにかみついたことで、国際サッカー連盟(FIFA)から4カ月間のサッカー活動禁止、および代表戦9試合の出場停止処分を下されていた。
 しかし、贈収賄容疑でFIFAの副会長ら幹部8人が逮捕された事件を受け、ウルグアイの選手団体が動きだした。彼らは「スアレスが同意してくれれば、我々は彼の出場停止処分の撤回を要求する。彼は今回の汚職事件の被害者だ」と、主張。疑惑にまみれたFIFAを批判するとともに、自国のエースを擁護した。

 代表戦9試合の出場停止を受け、スアレスは今夏に行われるコパ・アメリカ(南米選手権)に臨む代表メンバーに選出されなかった。連覇の懸かるウルグアイにとっては、前回大会4得点のエース欠場は大きな痛手となるだけに、今回の動きには注目が集まりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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