ハリル氏、日本人の規律正しさと勤勉さに感謝「ビッグブラボーとビッグメルシー」

ハリルホジッチ前監督は電撃解任について嘆きつつ、日本への感謝も口にしている【写真:荒川祐史】
ハリルホジッチ前監督は電撃解任について嘆きつつ、日本への感謝も口にしている【写真:荒川祐史】

スタッフとの緻密な準備を自負…「3年間ありがとうと言いたい」

 日本代表を率いたバヒド・ハリルホジッチ前監督は27日、都内で記者会見を行い、電撃解任について嘆きつつ、日本への感謝も口にしている。

 ハリル氏は2015年3月に日本代表監督に就任し、6大会連続のワールドカップ(W杯)出場に導いたが、その後二度の欧州遠征で未勝利に終わるなど不振が続き、4月9日に日本サッカー協会(JFA)から契約解除が発表された。「深く失望した」と本音を明かしつつ、日本への感謝も口にしている。

「毎日ミーティングをし、テクニカルスタッフと試合の視察にも行き、一人一人についての報告書も作った。メディカルはどの選手が負傷しているのか細かいデータを上げた。毎日、そうした作業をしてきた」

 日本代表監督としての日々を振り返ったハリル氏は、「オフィスに行く時もあれば、試合現場に行く時もある。それは国内組の試合も海外組の試合も同じだ。そして毎週月曜日にはスタッフ全員とミーティングをした」と緻密な準備を進めてきたと自負する。

「テクニカルスタッフとともに、50人、60人の選手に対する報告書を作り、GKの5人、6人に対する報告書を作ってきた。例えばメディカルレポートでは、故障した選手がいるならばすぐに連絡を取って状況を聞き、広報スタッフや管理スタッフとも連絡を取ってきた」

 代表チームのスタッフにも言及すると、「50人ほどのスタッフがいた。そのスタッフ一人ひとりにやる仕事があった。そうした多くの方に私からも3年間ありがとうと言いたい」と言葉を残している。ハリル氏はスタッフとの共同作業のなかで、日本人の規律正しさと勤勉さに感銘を受けたという。

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