怒りのハリル氏、予定狂わすマシンガントーク 司会者が「このへんで…」と注意

ハリル氏は電撃解任について自らの思いを吐露した【写真:荒川祐史】
ハリル氏は電撃解任について自らの思いを吐露した【写真:荒川祐史】

当初の予定を大きくオーバー、一方的な“47分間”の独演会

 日本代表を率いたバヒド・ハリルホジッチ前監督は27日、都内で記者会見を行い、電撃解任について自らの思いを吐露した。16時スタート予定の会見は当初より5分ほど早く始まると、ハリル氏からの説明は30分程度とされていたが大きくオーバー。記者陣との質疑応答が控えるなか、司会者から「そろそろ…」と思わずツッコミが入るほどヒートアップし、ハリル氏が一方的に47分間語り続けた。

 ハリル氏は2015年3月に日本代表監督に就任し、6大会連続のワールドカップ(W杯)出場に導いたが、その後二度の欧州遠征で未勝利に終わるなど不振が続き、4月9日に日本サッカー協会(JFA)から契約解除が発表された。

 JFAの判断について「人生で一番辛いとも言える時期を過ごしてきた」など率直に語ると、その後は一気呵成に日本での日々を振り返り、いかに自身が貢献してきたかを説明した。また協会の決定に疑問を投げかけるなど不満を示している。

 当初、ハリル氏からの説明は30分程度とされ、その後に記者たちとの質疑応答という流れになっていた。ところが16時頃から口を開いたハリル氏は溜め込んだ思いを一気に吐き出し、当初の時間をオーバーしてしまう。進行のスケジュールもあり、司会者は「すいません、このへんで本当にお時間がおしてきましたので…」とハリル氏にツッコミを入れる一幕も見られた。

 だが、ハリル氏はそれを全く意に介せずに喋り続け、しばらくすると司会者から「そろそろ本当に…」と再び注意が入っている。結局、16時47分までマシンガントークは続き、ようやく質疑応答へと移行した。

 額に汗を滲ませながらしゃべり続けたハリル氏はここでひと段落したが、記者からの質問を受けた後も喋り続けるなど、依然と変わらぬ“ハリル節”を見せつけた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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