CL経験者ミキッチ 対戦して衝撃受けたスピードスター、「やられる」と思った名手は?

当時20歳のミキッチはACミランと対戦した際、セルジーニョ(左)とマルディーニ(右)にも驚かされたという【写真:Getty Images】
当時20歳のミキッチはACミランと対戦した際、セルジーニョ(左)とマルディーニ(右)にも驚かされたという【写真:Getty Images】

“速さ”のセルジーニョ、“賢さ”のマルディーニにも驚き

 ACミランと対戦した際、元ブラジル代表MFセルジーニョにも驚かされたという。2000-01シーズンのCL予選3回戦で、ディナモ・ザグレブはセリエAきっての名門に挑んだ。当時20歳のミキッチは2試合ともフル出場。対するセルジーニョは本拠地での第1戦(3-1)は先発、敵地での第2戦(3-0)は後半34分からの登場だった。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 スピードに乗ったドリブル突破で鳴らしたサイドアタッカーは「めちゃくちゃ速かった」そうで、「背番号27がすごく印象に残っている」と振り返った。

 ロッソネロ(ミランの愛称)には、もう一人凄いと感じた選手がいたという。「スピードとは離れてしまうけど……」と前置きした上で挙げたのが、元イタリア代表DFで名門の象徴的存在でもあったパオロ・マルディーニだ。当時32歳と晩年に向かう過程にあったが、対峙した時のプレッシャーは群を抜いていたようだ。実際、ディナモ・ザグレブの攻撃陣は2試合でわずか1点に封じ込まれている。

「対戦した中で、マルディーニが一番インテリジェンスがあった。顔を下げた瞬間、間合いを詰めてアプローチしてきてボールを奪われるんだ。少しでも目線を切ったら、絶対にやられると思った」

 そして、1999-2000シーズンのCLグループステージで対戦したマンチェスター・ユナイテッドの元ウェールズ代表MFライアン・ギグス(現ウェールズ代表監督)も、そのスピードは驚異的だったと回想している。

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング