済州DFのエルボーは「意図的」とAFCが断罪 浦和選手や主審への新たな蛮行も判明

ペク・ドンギュの肘打ち行為を一刀両断

 試合終盤に控え選手用のビブスを着たままピッチに侵入し、浦和MF阿部勇樹にジャンピングエルボーを見舞ったDFペク・ドンギュは、3カ月間の資格停止と制裁金1万5000ドル(約165万円)を命じられた。

「使われなかったサブのペクは、119分に挑発されたわけでもないのにフィールドに乱入し、肘で相手の顔を意図的に殴打した。暴力行為と見なす」とAFCは断罪。済州側は「小競り合いを止めようと思った」「わざとではない」との言い訳を展開していたが、AFC側はそうした主張を退け、「意図的」と一刀両断している。

 試合後に槙野を追いかけ回したDFクォン・ハンジンは、2試合の出場停止と制裁金1000ドル(約11万円)という、二人に比べて軽微なペナルティーとなった。

 クォン・ハンジンは試合後に相手選手の顔を手で叩き、主審に退場処分を言い渡されたという。これをAFCも「暴力行為とみなす」と判定。槙野に危害を加えようと追い回した暴行未遂容疑ではなく、別の暴力事件でペナルティーを課されたことが明らかになった。

 韓国メディアは済州側がこれらの処分を不服とし控訴する方針を報じているが、韓国の新たな蛮行がAFCの発表によって浮き彫りになっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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